ユーザーマニュアル

ドキュメントとブラウザタブ

中央ペインのタブはターミナルだけではありません。この章では、ほかの2種類のタブを説明します。1つはドキュメントタブ(組み込みの Markdown エディターとコードエディター)、もう1つはブラウザタブ(埋め込みの Web ページ)です。どちらもセッションのタブとタブバーを共有し、セッションを開いてもこれらのタブが置き換えられることはありません。

1. ドキュメントタブ

1.1 開き方

ドキュメントタブは、次の操作で開きます。

  • 任意のセッションで vopen <file> を実行する(「設定」▸「一般」で「Vela Skills」をインストールしていれば、Claude Code の中で /vopen スキルを使っても同じ操作ができます)。
  • 右パネルの Files タブでファイルをダブルクリックするか、「エディタで開く」を選ぶ。
  • ナレッジベースのノートを開く(ローカルナレッジベースを参照)。
  • タブバーの右端にある「新規ドキュメント」をクリックする。

表示方法は、ファイルの種類に応じて選ばれます。

種類表示
md / markdown / mdx「ビジュアル」「ソース」「比較」の各モードを備えた Markdown エディター。最初はビジュアルモードで開く
画像(png、jpg、jpeg、gif、webp、svg、bmp、ico、avif)「ウィンドウに合わせる」と「1:1」を備えた画像ビューアー
その他のすべてファイル名に応じたシンタックスハイライトを備えたコードエディター

vopen で開いた Markdown ドキュメント

1.2 Markdown エディター

  • ビジュアルは WYSIWYG 形式のエディターです。/ を入力すると挿入メニュー(見出し、リスト、タスクリスト、引用、コードブロック、表、数式、画像、区切り線)が開きます。mermaid のフェンス付きコードブロックは、ブロックの下に図として描画されます。
  • ソースは、YAML フロントマターを含め、保存されているとおりのファイルのテキストを Markdown のシンタックスハイライト付きで表示します。
  • 比較は、ビジュアルとソースを左右に並べて表示し、どちらを編集しても両方の内容が同期されます。
  • ⌘/(Windows と Linux では Ctrl+/)で、ビジュアルとソースを切り替えます。編集せずにモードを切り替えても、ファイルは変更されません。
  • 保存済みのドキュメントに画像を貼り付けるかドロップすると、画像はドキュメントと同じ場所にある assets フォルダーに保存され、その画像への相対リンクが挿入されます。

1.3 編集と保存

  • ⌘S または「保存」ボタンで、ファイルをディスクに書き込みます。未保存の変更がある場合は、タブに点が表示されます。
  • アクティブなドキュメントは、2秒ごとにディスク上のファイルを確認します。他のプログラムがファイルを変更すると、「再読み込み」と「無視」を選べるバナーが表示されます。自分の未保存の編集もある場合、再読み込みボタンは「再読み込み(自分の変更を破棄)」になります。編集を始めた後にディスク上のファイルが変更されていた場合は、保存する際に「保存の競合」ダイアログで確認を求められ、確認後にファイルが上書きされます。
  • 未保存の変更があるタブを閉じる場合は、「保存して閉じる」「保存せずに閉じる」「キャンセル」のいずれかを選びます。
  • ⌘F を押すと、検索、置換、すべて置換、「大文字小文字を区別」を備えた検索バーが開きます。どのモードでも同じように動作します。
  • 「サイドバー」ボタンを押すと、ドキュメントの「アウトライン」と、そのフォルダーの「ファイルツリー」が表示されます。ファイルツリーでファイルをクリックすると、そのファイルが開きます。サイドバーのサイズは変更できます。
  • 10 MB を超えるファイルは、保存によって残りの部分が切り捨てられないよう、読み取り専用で開き、最初の 10 MB だけを表示します。
  • ドキュメントタブを右クリックすると、通常のタブを閉じる操作に加えて、「ファイルを再読み込み」と、Markdown の場合は「PDFとして書き出す」が表示されます。

1.4 新規ドキュメントと PDF エクスポート

  • 「新規ドキュメント」を選ぶと、まだディスクに保存されておらず、プロジェクトツリーにも表示されない空の下書きが開きます。最初に保存するときに保存先を選びます。デスクトップアプリではシステムの「名前を付けて保存」ダイアログが、ブラウザのクライアントとリモート接続ウィンドウでは、セッションを実行しているマシン用の保存ダイアログが表示されます。シンタックスハイライトは、選んだファイル名に応じて切り替わります。下書きのタブを右クリックすると、「ディスクに保存…」も選べます。
  • 「PDFとして書き出す」は、Markdown ドキュメントを、自動改ページと CJK フォントの埋め込みに対応したベクター形式の PDF に変換します。デスクトップアプリでは保存先を尋ね、ブラウザのクライアントではファイルがダウンロードされます。

2. ブラウザタブ(デスクトップアプリのみ)

ブラウザタブは、VelaTerm の中に実際の Web ページを表示します。ドキュメント、Issue のページ、ローカルのプレビューをセッションの隣に置いておきたいときに便利です。ブラウザタブはデスクトップアプリでのみ使え、ブラウザのクライアント、リモート接続ウィンドウ、モバイル向けのレイアウトでは使えません。

ブラウザタブを開く方法:

  • タブバーの右端にある「内蔵ブラウザ」ボタン
  • ⌘⇧B のショートカット
  • セッションで vopen <URL> を実行する
  • サイドバーのプロジェクトまたはグループのコンテキストメニューにある「新規ブラウザページ」

ツールバー:「戻る」「進む」「再読み込み」(ページの読み込み中は「読み込みを中止」)、アドレスバー(「URL または検索語を入力」。アドレスではないテキストは Google で検索されます)、「システムのブラウザで開く」、ChatGPT、Claude、Gemini、Google を並べた「クイックアクセス」の行があります。

2つの形式:

  • ブラウザタブ:ボタン、⌘⇧B、vopen <URL> のいずれかで開きます。プロジェクトツリーには保存されず、再起動すると消えます。
  • ブラウザページノード:「新規ブラウザページ」で作成します。プロジェクトツリー上のノードとしてアドレスを記憶し、再起動後も残ります。

新しいウィンドウを開くリンク: ページが新しいウィンドウでリンクを開こうとすると(target="_blank" のリンクなど)、VelaTerm はそのリンクを新しいブラウザタブで開きます。

単独ページ: タブバーの右端にある「ゲームセンター」ボタンを押すと、VelaTerm のゲームセンターが単独ページとして開きます。単独ページにはアドレスバーとクイックアクセスの行がなく、「戻る」「進む」「再読み込み」だけがあります。単独ページで開いたリンクは、同じタブ内で開きます。

セキュリティの境界: 埋め込みのページは、通常の外部 Web サイトとして扱われます。VelaTerm の権限や認証情報は一切渡されず、開けるのは http と https のアドレスだけです。

3. 各種タブの共存

  • セッションのタブ、ドキュメントタブ、ブラウザタブは1つのタブバーを共有し、⌘1〜9 でそのすべての間を切り替えられます。
  • ツリーからセッションを開くときに再利用されるのはセッションのタブだけで、ドキュメントタブとブラウザタブが置き換えられることはありません。
  • ドキュメントタブとブラウザタブは分割できません。⌘W でそのまま閉じます(未保存の変更があるドキュメントは、先に確認を求めます)。